それでははじめましょう。

「じゃ、ひとまずやってみましょうか。」

「はーーい」

オープニング流れる。

「何がヒントかわかんないから、この時点でもう緊張するんですよ。」

(笑)

オープニングで流れるテキストをひたすらメモする中野さん。
そして、いよいよゲーム・スタートです。

「どうしよう!緊張する!」

部屋をぐるっと見渡して...

「すでにあせる。まず情報を集めよう。」

ものすごい勢いで、いろんなところをクリックする中野さん。
クリック音が無常に響いていきます。
しかし、ここからしばらくネタバレ・トークのみなのでばっさり割愛いたします・・・。
ゲーム中に飛び出た言葉をネタバレにならない範囲でところどころ拾っていきます。

「これは何? 押せるけど何にもならない」と言って加藤の表情を読み解こうとする。
「動いた! 動いた! かわいい!」
「わかった! なんとなくわかった! あ、違った!」
「あ、そういうことか! あ、違った!」
「あ! 出た!出た!」
「なるほどー! なんて事だ! すごい!」
「なんで動かないのーー」

15分経過

「ここまでどうなんですか? 遅い?」

「いえ、むしろ早いです。」

「でも、その言葉も信じられないしな。」

「(笑) じゃあ聞かないでくださいよ。」

30分経過

「うーーん。すごいよく考えられてる。いつもだけど、今回はすごい。」

残り10分のアナウンス。

「わーーーー! やだーー! 消えちゃう!」
「待って、待って、待って!」
「あーもう超楽しい! 」

残り10分

「え? なんでなんでなんで? どうして? なんで?」
「もうあと三分しかない!」
「だめだ! もう時間がない! せめて最後に笑って!」
と少女に向かって叫ぶ。
「どうしよう! どうしよう!」
「え? え? え?」

そして、無情にもゲーム終了。

「サイレントキューブからの脱出」を終えての感想

「いかがでした? 遊んでみていただいた感じは?」

「いや、まさかあれが入っているとは。ほんと意外でした。でも、そこを含めて、新しい脳の部分を使いました。」

「PCだと、空間よりも出来事が明確ですよね。」

「そうですね。時間との戦いが、より深い気がします。どきどき感が増しましたね。」

「普段のリアル脱出ゲームと比べてどうですか?」

「最初パソコンの操作に慣れていない分手間取りましたが、REGAMEは絶対このパソコンの中に謎の答えがあるじゃないですか。このパソコンの中に全部のヒントがあるわけですよね。普段のリアル脱出ゲームは見落としているヒントやものがあるかもしれないからって走り回って体力を消耗したりするけれど、REGAMEはパソコンの中にすべて隠されているのが明白だから、より集中できましたね。」

「なるほど。ほんとは、四、五人集まって、ホームパーティーみたいに謎解きをしてもらいたいなあっていう気持ちもあったんですけど。」

「ホームパーティーどころじゃないですよ! そんなわいわいみんなで楽しくっていうか、みんなでぴりぴりと必死で謎解きですよ!」

「えー!?」

「まあ、その後大パーティーが始まると思いますけどね。反省会を兼ねて(笑)」

(笑)

「うーーん。でも本当に悔しい! これまだまだ先あるんですよね?」

「まあ、まだまだってわけじゃないですけど、あと二山くらいはありますね。」

「むーーー。やっぱり毎回思うんですけど、最初が肝心ですね。スタート・ダッシュが肝心。フルスロットルで最初っから走らないと絶対に助けられないと思う!」

世界観について

「サイレントキューブの世界はやや不思議な世界です。遊んでみていかがでしたか?」

「ぜんぜん知らないこの女の子をどうにかしてあげたいと思っちゃって、もう必死になってしまって。」

「ですよねー。僕もそうなります。」

「昔から知ってる子みたいな気持ちになりました(笑)」

(笑)

「こうやって今しゃべってても、『あーやっぱりそこはこうすればよかった!』とか『あそこはもっと早く解けたはず!』とか考えちゃって、もう次がすごくやりたいんですよね。はあ、思い出したらまた悔しい!」

「目の前でこんなに悔しそうな女性と向かい合ったのははじめてです(笑)」

「あ、あとこのゲームをやって、これからちゃんとした日本語を使おう! っていう気持ちになりました。」

「なるほど!」

「あー、まだ悔しい!」

それでは最後にアドバイスを

「では、これから「サイレントキューブ」を遊ぶ方々にアドバイスをいただけますか?」

「えーなんだろう・・・ 何ですかね? アドバイス?」

「はい」

「解けてないからアドバイスするような立場ではないんですけど・・・」

「(笑) そこをなんとか」

「そんなに偉そうにはいえないんですけど、敢えて言うなら・・・ 『意 味のないことはない!』ってこと」

「ほう」

「全部すべてに意味があるんですよ、ほんとに。もう目に見えるものすべてが謎に関係してて、意味のないものなんてこの部屋には一つもないんだよっていうアドバイスを今から始める人たちにしたい!」

「なるほど」

「あ! あと、女の子と心を通わせるのが大事です。彼女を救いたいっていう気持ちを持たないと謎は解けない。彼女がまさに鍵ですからね。」

「ありがとうございました。」

エピローグ

「伝わってますか? 私の熱。」

「伝わってますよ。僕には(笑)」

「今悔しさが8割で、このゲームが面白かったっていう熱が伝え切れてないかもしれないんですけど! 面白かったんです!」

「ゲーム終了後のインタビューが悔しすぎてテンション上がらなかったっていう雰囲気も含めてテキストにするので大丈夫ですよ。」

「ならよかった。とにかく悔しい! またすぐやりたいです!」

と、いうわけで、終始普通に楽しんで、普通にゲームをして、普通に悔しがって帰っていった中野美奈子さんでした。
ここ半年くらいのリアル脱出ゲームには毎回参加していただいているのですが、REGAMEはやはりいつもとは勝手が違ったようです。
ちなみに、中野さんの脱出成功率は、スタッフが把握している限りは0%。もっとも好きなリアル脱出ゲームは、金田一少年の事件簿とコラボレーションした「からくり館からの脱出」だそうです。

中野さん、ありがとうございました!